G大阪DF黒川圭介(27)がリーグ4戦連続アシスト締めを誓った。「やっと形や数字につながってきた」。10月23日・名古屋戦からリーグ3試合連続アシスト。「最後もアシストをつけたい。ゴールもないんで、そこも取って…で締めくくれたら一番良いですね」と今季最終戦・広島戦(8日・パナスタ)へ向けて気合を入れた。
対戦相手の2位広島にとって逆転優勝を賭けた一戦となる。その一方でG大阪には来季ACL出場の可能性を高める4位以内フィニッシュという目標がある。「相手どうこうではなく“自分たちがここ(パナスタ)で勝つ”という意識を共有して試合に入りたい」。夏場以降にMFウェルトンとの連係が向上。縦の突破だけではなくピッチ中央を使った攻撃参加も確立され、宇佐美が負傷不在の天皇杯決勝・神戸戦や前節・新潟戦での突破口となった。
今季はシーズン中盤まで優勝を争い、天皇杯も決勝まで進んだ。だが、ここ一番で勝てなかったのも事実。黒川は「もろさも感じた。勝てなかった時期に自分が断ち切れなかったし、打ち破る力はなかった。反省はしています」という。その意味で広島戦は来季“殻”を破るための試金石。相手の夢を砕き、チームの夢をつかみ取る。