日本レスリング協会は5日、全日本選手権(12月19~22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)のエントリー選手を発表し、パリ五輪女子フリースタイル68キロ級の尾崎野乃香(慶大)が62キロ級にエントリーした。
同53キロ級金メダルで公式戦139連勝中の藤波朱理(日体大)ら、その他のパリ五輪代表12人は出場しない。
尾崎は22年の世界選手権は金メダルを獲得するなど、元々は62キロ級で活躍。しかしパリ五輪を制することになる元木咲良(育英大助手)らとの代表争いに敗れ、昨秋に階級変更を決断。昨年の大会では68キロ級で優勝し、その後のプレーオフで石井亜海(育英大)に勝って、五輪出場権を獲得していた。
パリ五輪で銅メダルを獲得した直後には、今後の階級について「いろいろ考えようかなと思っていて」と話していた尾崎。再び適性階級に戻し、28年ロサンゼルス五輪を目指すことになる。