◇JLPGA新人戦加賀電子カップ第2日(2024年12月5日 千葉県グレートアイランドC=6589ヤード、パー72)
今年度プロテスト合格者25人が争う新人戦の第2ラウンドが行われ、首位に並んで出た荒木優奈(19=Sky)が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算11アンダーの単独首位に立った。通算8アンダーの2位には永田加奈恵(23=フリー)、入谷響(18=フリー)が続いた。
左に池が広がる17番パー3で、荒木が4U放った第1打は左サイドに切られたピン方向に向かった。少しだけ「やばい」と思ったけれど、左奥2メートルにピタリ。この日7つ目のバーディーを奪って65のビッグスコアをたたき出し、単独トップに躍り出た。
「安定してショットは良い。やっとパットが入り始めて、ショットとパットがうまくかみ合ったラウンドだったなと思います」
2年連続でナショナルチームに選ばれた有望株は、昨年プロテストで涙をのんだ。宮崎・日章学園高を卒業し、地元・熊本でキャディーのバイトをしながら腕を磨いてきた。2度目の挑戦で合格。やっと念願のプロになることができた。「プロテストとQTが終わって、今はめっちゃゴルフが楽しいと思えている」と笑った。
ルーキーNo.1を決める戦い。歴代覇者には同じ熊本出身で歴代女王でもある不動裕理や上田桃子が名を連ねる。ゴルフを心の底から楽しみながら、19歳が頂点の座を目指す。