ラグビー・リーグワン1部のトヨタが6日、開幕前会見を行った。今季から新たに就任したスティーブ・ハンセン・ヘッドコーチ(HC、65)、新加入のイアン・フォスター・コーチ(59)、WTB高橋汰地(28)、フランカーのウィリアム・トゥポウ(34)が出席した。
ハンセンHCは、ニュージーランド代表監督として2015年W杯優勝に導いた名将。その時にアシスタントコーチを務めており、のちに監督も務めたイアン・フォスター氏が今季から新たにトヨタのコーチに就任。オールブラックスの監督経験者2人がチームの指揮を執ることとなる。
ハンセンHCは「世界の中で最もラグビーの理解度が深い存在」とフォスター・コーチに絶大な信頼を寄せ「これまでの関係性を継続できることは楽しみ」と話した。トヨタはリーグワンが始まってから5位、6位、7位と年々順位が下降している現状。新HCは「チームとしてやるべきことはたくさんある」とした上で「選手たちの勤勉さに感銘を受けている。優勝するのに必要なタレントはそろっている。リーグワンは世界の中でもレベル高いけど、我々としては優勝を目指していきたい」と期待を込めた。
12月22日の開幕戦を前に、プレシーズンマッチ5試合をこなした11月。フォスター・コーチは「チームの基盤を構築する時期。全メンバーに出場機会を与えて選手層を厚くする。それがシーズン後半に生きてくる」と現在のチーム状況を説明した。