◇プロボクシング WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 4団体統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>WBO・IBF1位 サム・グッドマン(オーストラリア)(2024年12月24日 東京・有明アリーナ)
プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が25年4月に予定する米国での防衛戦の相手候補は、WBC世界同級1位アラン・ダビ・ピカソ(24=メキシコ)が有力だと6日(日本時間7日)、米専門メディア「ボクシング・シーン」が報じた。
24日にIBF、WBO1位のサム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦を控えている井上は、4日に行われた公開練習時、グッドマン戦の次は米国で試合を行う方針を明かしていた。
対戦候補とされるピカソは17年3月にデビューし、ここまで30戦29勝16KO1分け。今年8月には、過去に井上のスパーリングパートナーを務めた経験もある元WBA世界同級1位アザト・ホバニシアン(35=アルメニア)に12回判定勝ち。WBC同級シルバー王座防衛に成功し、井上への挑戦権を手にした。メキシコの最高学府UNAM(メキシコ国立自治大)で学び、メキシコ国内で高い人気を誇っている頭脳明晰(めいせき)ボクサーだ。
井上をプロモートする米興行大手トップランク社は、25年4月に米ラスベガスでの試合を計画しているといい、同社のボブ・アラム会長は「我々はそれに取り組んでおり、近々発表する予定。クリスマスイブの井上の試合が終わるまでは発表しない。井上が順調にその試合をクリアすれば、その時に発表する」と話した。