◇プロボクシング女子ライトフライ級6回戦(2024年12月7日 鈴木なな子(横浜光)《TKO3回1分24秒》クンラテダー・クワサノウ(タイ))
元女子日本ミニマム級王者でWBA世界同級5位の“美女ボクサー”鈴木なな子が移籍初戦でTKO勝ちした。タイのライトフライ級王者相手に再三ワンツーをヒットさせ、3回に強打をまとめレフェリーが試合を止めた。約1年半ぶりの国内戦で勝利し「アグレッシブに戦うことがテーマだった。日本で試合をするのは久しぶりだったので、勝てて安心した」と2連続KO勝利に安堵(あんど)した。
今年6月、担当していた椎野大輝トレーナーが退職したため、同ジムから横浜光ジムへ移籍した。「何個か理由はあるが、環境を変えたかった」としながら、「まだまだ実力不足。もっともっと成長して上達したい」とさらなる高みを見据える。
「ただ強くなるだけじゃだめ。見たいと思われるきっかけをつくりたいし、ファンをひきつけられる選手になりたい」と本業だけでなく、SNSでの発信にも力を入れるという。来年は22年8月以来のタイトル挑戦に意欲を示し「何回か絡めれば。チャンスがあれば挑戦したい」と意欲を示した。