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F1レッドブルのペレスは今季限りとESPN報道 後任はローソン有力、角田裕毅の昇格は見送りか

スポニチアネックス 2024年12月9日 1時39分

 F1レッドブルが今季限りでセルヒオ・ペレス(34=メキシコ)をドライバーから外すと、米スポーツ専門局ESPNが8日に報じた。同日に決勝が行われた今季最終戦アブダビGPの開催中に、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表がペレスの代理人と複数回会談し、円満な“退団”について話し合ったという。

 21年にレッドブルに加入したペレスは、王者マックス・フェルスタッペン(オランダ)を援護しながら自身も5勝(F1通算は6勝)をマーク。今年6月に2年の契約延長でチームと合意したが、第5戦中国GPでの3位を最後に表彰台に立てず、契約解除を求める声が続出。結果的にチームがコンストラクターズ(製造者部門)タイトルを逃す原因となっていた。

 他車と接触してスピンし、リタイアに終わった今季最終戦後、ペレスは今後について「現時点では分からない。来年レースに出る契約があることは分かっている。この数日で変化がなければ来年も同じ状況になるだろう」と答え、自身から辞めるつもりがあるかとの問いには「ノー」と否定した。だが、ESPNが関係者の話として伝えたところによると、チームは年800万ドル(約12億円)とされる現在の給与をほぼ維持したまま、アンバサダーのような役職を用意するという。

 ESPNはペレスの後任でフェルスタッペンと組むドライバーとして、今季第19戦米国GPからRBのドライバーを務めてきたリアム・ローソン(ニュージーランド)が有力と報じた。レッドブル傘下のRBで4シーズンを過ごした角田裕毅の昇格は見送られ、来季は現在F2に参戦しているイサック・ハジャール(フランス)とRBでコンビを組む見通しとしている。

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