今月21日に創設4年目のシーズンが開幕するラグビーリーグワンの開幕前会見が9日、東京都内で開催され、昨季3位の東京SGからはフッカー堀越康介主将が出席。悲願の初優勝に向けて21日の開幕戦では東京・味の素スタジアムで埼玉と激突するが、「もちろん目標は優勝」とキッパリ言い切った。
今季から07、15年W杯日本代表の小野晃征ヘッドコーチが就任。「対人バチバチの練習が増えた。コーチと選手がオープンに話して(認識の)ズレをなくす作業をしてきた。チームミーティングは短くなった」とチーム内には大きな変化がもたらされているという。長年の課題だったフィジカルの強化にも着手しているといい、「みんなウエートは去年より上げている」と手応えも口にした。
1部は今季からレギュラーシーズンが2試合増の18試合となり、プレーオフも上位6チームの進出が可能。より長くタフなシーズンとなるだけに、「だからこそチーム力が鍵になる。どこのチームが相手でも気が抜けない。(優勝争いは)混戦になると思う」と展望したが、もちろん自信はある。今秋は日本代表に選出された選手が例年に比べて少なく、チームづくりの面ではメリットに。長いリハビリ期間を経て元オーストラリア代表のFWショーン・マクマーンも復帰予定と、プラス材料は大きい。
一足早く開幕したバレーボール男子のSVリーグでは、親会社のサントリーが日本代表の高橋藍を獲得し、大きな注目を集めている。「バレー部とも互いに交流がある」と話す堀越も、「同じシーズンで優勝できたら最高」と話し、ラグビーとバレーとのダブルの戴冠を誓った。