今月6日に右足甲付近の「楔状(けつじょう)骨骨片摘出手術」を受けたオリックス・紅林が、9日の退院後初めて大阪・舞洲の球団施設を訪れてリハビリに励んだ。
2年前から慢性的な痛みを抱えていたことを明かし、「痛いときは全部の動きが痛かった。痛み止めを飲んでやっていた」と明かした。プレミア12出場後の病院での検査で負傷箇所が「折れていた」ことが判明し、手術を決断。「気持ち的にだいぶすっきりしました。不安なくできると思います」と安どの表情を浮かべた。
今後は大阪・舞洲の球団施設を拠点にリハビリに励む予定で、来春キャンプには万全の状態で臨める見込み。「これで盗塁もできるようになると思うんで。関係ないと思いますけど」と冗談も飛ばしつつ、「143試合出られるようにしたい」とシーズンを見据えた。人生で初という入院生活も、考えていたことは「腹減ったな、ぐらいですね。ご飯少ないので。昨日の(退院直後の)焼肉は美味しかったです」。
この日は松葉杖姿で舞洲入りしたというが、リハビリ後は通常歩行する姿を見せ「(松葉杖姿は)宮城とかに仮病と言われそうだったので、心配してもらえるように。(心配してもらえたか?)全然でした」と、最後まで紅林ワールド全開だった。(阪井 日向)