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阪神・坂本 女房役任せろ!現役ドラフトで巨人から加入の畠を歓迎「一緒にやれたら」

スポニチアネックス 2024年12月12日 5時17分

 新天地でのブレークへ導いてみせる。阪神・坂本が、現役ドラフトで巨人から加入する畠を歓迎。女房役に早くも名乗りを上げた。

 「実際、(巨人時代の畠と)試合で対戦している時は嫌だったんで。ストレートは速いし、変化球も多彩で。そういうピッチャーと来年から一緒にやれるのは大きいですよね」

 「巨人の畠」と聞けば苦戦した記憶が強い。右腕の1年目だった17年から今季まで対戦は多くないものの通算5打数無安打。1本も安打を打てておらず完全にねじ伏せられているが、来季からは頼もしい同僚となり特徴も熟知している。

 さらに「虎の畠」になることで生まれるポジティブ要素も早速、分析。着目したのは本拠地の違いだった。「東京ドームと甲子園で(球場の特性で)たぶん違いもあるから、そういうのも生かしながら、投げてくれたら良いと思いますね」。通算防御率は東京ドームが3・13だったのに対し、甲子園では2・18。従来より本拠地が広くなることは、プラスに働くと見ている。

 チームは過去2回の現役ドラフトで大きな戦力補強に成功してきた。第1回でソフトバンクから移籍した大竹は、1年目の23年に12勝(2敗)をマークしリーグ優勝に貢献。第2回でオリックスから加入した漆原も今季38試合に登板。特に大竹がここ2年で挙げた全23勝はコンビを組んできただけに、新戦力を輝かせる存在として期待は高まる。

 「大竹も漆原も現役ドラフトで移籍してきて力になっていますし。(畠とも)またチームが勝つために一緒にやれたらいいかなと。畠とは話したことないですけど、またしっかりコミュニケーション取っていければ」

 今オフは、熟考の末に国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留を決断。自身の去就が落ち着き、その視線はチームのV奪回へ向けられている。  (遠藤 礼)

 ○…畠は巨人時代、甲子園で阪神戦11試合に登板して3勝1敗。防御率2・18は、セ本拠地球場で最も良いバンテリンドームの2・14に次ぐもので、東京ドームの3・13を上回る。一方で苦手は神宮の5・74とマツダの4・03だが、救援に限れば神宮2・35(9試合)、マツダ1・69(4試合)の好成績だ。

 〇…大竹が、坂本に“ラブコール”を送っていたことを明かした。四條畷市市民総合センターでのトークショーで共演。坂本が国内FA権の行使をめぐり熟考していた際に、LINEを通じて「坂本さんの人生ですけど、よろしくお願いします」と残留を熱望していたという。それだけに「本当にうれしい。また来年一緒に(バッテリーを)組めたら」と笑み。糸原と森下も参加し、ファンと早押しクイズなどで盛り上がった。

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