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阪神・前川 糸井SAと赤星氏から走攻守の“ええとこどり”で来季掲げた「爆発的な数字」

スポニチアネックス 2024年12月12日 5時17分

 阪神の前川が、ABCラジオ「ミュージックジェルム」に出演し、今年を表す漢字に「喜」を挙げた。高卒3年目で打率・269、プロ初を含む4本塁打、42打点。初の1軍完走には飽き足らず、来季目標に「60打点」と、今季は・343にとどまった出塁率の「・350以上」を掲げた。

 「1軍で対応できたことは自分の中で評価していい。ある程度、一定した成績でいけたが、来年はもっと爆発的な数字を残したい」

 「喜」を選出した理由を喜色満面で語った。開幕左翼をつかむと、116試合に出場。21歳の戦績としては胸を張れるが、さらなる高みを目指す。まずは「60打点」。来季の打順や走者の有無に左右されても「レギュラークラスなら必要。全てにおいて今年を上回る」と闘志を燃やす。出塁率・350も、今季12球団の規定打席到達者で13人(セ10、パ3)しかおらず、球団では近本(・365)、森下(・363)のみ。ただ、高いハードルは越えるためにある。

 「自分のフォルムを固定した状態で、糸井さんにもらった助言を組み立てて、自分の基本に入れていきたい」

 実現のためには、来年2月の宜野座キャンプで臨時コーチを務める糸井嘉男SAと赤星憲広氏から、走攻守の“ええとこどり”を誓う。新人だった22年、糸井SAが2軍調整時に鳴尾浜で初対面を果たすも「話せる存在じゃなかった」と苦笑い。来春は超人から多くを学び、赤星氏からも「いろいろなものを取り入れられたら」と再会を心待ちにする。飛躍の4年目へ向け進化を期す前川。25年は奪冠で虎党を「喜」ばせる。 (八木 勇磨)

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