これまで本命視されてきたドジャースが、佐々木争奪戦への参戦を正式表明した。「ずっと追いかけてきた選手。我々の最優先事項だ。多くのリスペクトをしてきた」とアンドルー・フリードマン編成本部長。プレゼン資料も完成し「準備は整った。もうすぐ(佐々木サイドへ)送付する」と力を込めた。
デーブ・ロバーツ監督は前日「話せない」と慎重な姿勢を崩さなかったが、交渉解禁を受けて獲得を目指すことを明言。23年WBCでともに侍ジャパンで戦った大谷、山本が在籍するのはアドバンテージとなるのは間違いない。フリードマン編成本部長は「大谷と山本がいるのだから、そう望んでいる。気持ちが傾く一因になってくれたらいい」と期待した。
正式交渉では「拠点や近隣地域、組織の安定性、既存の育成スタッフについての説明が中心になる。街や組織の本質をしっかり伝える。それが私たちにできる全てだ」と全力でアピールする。(笹田 幸嗣通信員)