女優の天海祐希(57)が12日、NHK総合の朝のニュース番組「おはよう日本」にVTR出演。モットーとしている考え方について語った。
インタビュワーの首藤奈知子アナウンサーから「過去の言葉で“自分らしくは甘えの言葉”が印象的」とぶつけられると、天海は「“自分らしく”と言ったら、他の人には見えないものなので、基準が。そうしたら“自分らしく”のひと言で低いところに目標を置くこともできる。楽のほうへ楽なほうへ、選んじゃいけないかな。だって、もっとお芝居うまくなりたいし、人としても成長したいですし」とその意図を明かした。
その考え方には若い頃、つらいことから逃げなかった経験が生きているという。「やっぱり精神的にいろいろ厳しいな、今、きついんだなって、思うことって、その時期にいろいろ考えますよ。きついとか、現状をちゃんと自分で見て、打破するにはどうしたらいいんだと考えて、そこで自分はこういう考え方を持ったらいいんじゃないか、こういう心持ちを持ったほうがいいところにたどり着いていると思うので、わりと若い時期からそういう気持ちはあったかもしれないですね」とした。
首藤アナは「とにかく頑張れだと、しんどくならない?」と質問。天海は「そこが成長するポイントなんですよ。私にとっては、今だと。いかに楽観的に受けとめて、楽しい方向に持っていくかを考えます。逃げるんじゃなくて、「大変になってまいりましたよ」とか言いながら、ちょっと大変を楽しむ、“今、頑張ってる、俺”って思いながら」と笑った。