ヤクルトの高橋奎二投手(27)が12日、都内で契約更改交渉を行い、今季年俸4800万円から1000万円増の年俸5800万円でサインした。
今季はシーズン中盤以降に力を発揮し、21試合に登板して22年に並ぶ自己最多タイの8勝(9敗)を挙げ、防御率3・58。9月14日の巨人戦から3連勝フィニッシュで、22イニング連続無失点のままシーズンを終えた。
それでも本人は「悔しい」と振り返り、球団からも「まだまだ、これぐらいの成績では。もっと気持ち良く契約更改ができるようにしよう」と言われたという。
今季はイニング数などもキャリアハイだったが「2桁勝利、規定投球回を毎年目指している中で、なかなかクリアできない。それで中途半端な成績になっている」。今オフは球速アップに取り組み「(平均で)147~148は出したい」と話した。
来季はプロ10年目の節目。色紙には改めて「二桁勝利」と書いた左腕は「引っ張っていく覚悟を持ちながらやっていかないと」と「エース宣言」をした。(金額は推定)