宝塚歌劇団は12日、すでに取り組んでいる「宝塚歌劇における改革の取組について」の進捗(しんちょく)状況を公式ホームページ内で更新、報告した。
それによると来年1月から宝塚大劇場に設置されている出演者用食堂で、管理栄養士監修のもと、健康志向の食材を用いたメニューを提供し、出演者の利用無償化。主に若年層への支援施策の一環として住宅補助手当の導入を予定している。
さらに団員の意見を吸い上げるために11月、第2回目の匿名アンケートを実施したことなども明かした。
歌劇団については昨年9月、宙組劇団員が急死。遺族側がその原因として「過重労働」と「パワハラ」をあげ今年3月、歌劇団と運営する阪急電鉄が謝罪、補償することで合意し、その後、歌劇団側は外部有識者の意見を取り入れながらさまざまな改革を行っている。