2024年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「金」に決まった。「金」が選ばれるのは、2年ぶり5回目。
12日、「清水の舞台」で知られる京都市東山区の清水寺で和紙に特大の筆で揮毫(きごう)が行われた。
今年の漢字は30回目。日本漢字能力検定協会のウェブサイトなどで募集し、最も応募の多かった字を選ぶ。2位は「災」、3位は「翔」、4位「震」、5位「新」だった。
「金」が選ばれた理由として、”光”の「金」でパリ五輪・パラリンピックの「金」メダルや、ドジャース大谷翔平の値千「金」の活躍、佐渡「金」山の世界遺産登録などが挙げられた一方、政治の裏「金」問題、「金」目当ての闇バイト強盗事件、止まらない物価高騰など”影”の「金」も着目された。
【歴代の「今年の漢字」】95年「震」、96年「食」、97年「倒」、98年「毒」、99年「末」、2000年「金」、01年「戦」、02年「帰」、03年「虎」、04年「災」、05年「愛」、06年「命」、07年「偽」、08年「変」、09年「新」、10年「暑」、11年「絆」、12年「金」、13年「輪」、14年「税」、15年「安」、16年「金」、17年「北」、18年「災」、19年「令」、20年「密」、21年「金」、22年「戦」、23年「税」