NBAは11日(日本時間12日)「エミレーツNBAカップ」準々決勝2試合が行われて、4強が出そろった。
昨季からシーズン中に導入された「NBAカップ」。昨季は名門レイカーズが初代王者に輝き、八村塁にとってもNBA5年目で日本選手初のタイトル獲得となった。
今季はグループリーグで昨季王者レイカーズ、準優勝のペイサーズが姿を消す波乱の展開。10日(同11日)から決勝トーナメントが開幕し、同日の準々決勝ではバックスとサンダーが準決勝進出を決めた。
この日の準々決勝第1試合はホークスVSニックス。前半47―54と劣勢だったホークスだったが、第3Qにエースのトレイ・ヤングが連続3Pシュートを決めるなど、同Qは34―18と逆転に成功。ヤングはこの試合22得点11アシストのダブルダブルの活躍。そしてジェイレン・ジョンソンも21得点15リバウンドのダブルダブルをマークし、108―100でニックスを下して準決勝へ駒を進めた。
4強の残り1枠をかけて、準々決勝第2試合でロケッツとウォリアーズが対戦した。前半は44―37とリードして折り返したロケッツ。しかし第3Qに24―32と逆転を許した。最終Qもなかなか勝ち越せない中で、残り1分16秒でフレッド・バンブリートが3Pシュートを決めて87―90と3点差に詰め寄った。さらに残り27秒でアルペラン・シェングンのレイアップシュートで1点差にすると、残り3.5秒で相手の反則誘って、ジェイレン・グリーンがフリースロー2本を決めて劇的な逆転勝利で準決勝進出を決めた。
ロケッツにとっては、対ウォリアーズの連敗を15で止めた。そして20年2月20日以来、4年9カ月21日ぶりとなるウォリアーズからの勝利となった。
14日(同15日)の準決勝はバックスVSホークス、サンダーVSロケッツに決定した。