米国で急成長中の人気スポーツ「ピックルボール」の日本人選手・船水雄太(31)が都内で会見を開き、同スポーツのトップブランド「ヨーラ」の日本人初のブランドアンバサダー就任会見に出席した。
テニス、卓球、バドミントンの要素を組み合わせたような「ピックルボール」は、多数の穴があいたプラスチック製の中空ボールをパドル(ラケット)で打ち合う競技。米国内の競技人口はここ1年で倍増の約890万人と人気沸騰中で、今後は日本市場への展開が注目されている。
船水を支援するビジョナルの代表取締役社長で、23年4月に日本人で初めてニューヨーク・ヤンキースのオーナーグループに加わった実業家の南壮一郎氏は「僕の予想では20年後くらいに五輪競技になると思う。すごくコミュニケーションが発生する競技でそれが流行っている理由の一つ」と解説し、ヨーラ・ジャパンの代表取締役・久保真道氏は「船水選手にはヨーラ・ジャパンの象徴的な選手になって欲しい」と期待を込める。
1月に単身渡米し、10月にアジアピックルボール選手権男子シングルスで銀メダルを獲得した船水は「ヨーラ・ジャパンの一員になれてうれしい。アジア人、日本人としてもっと結果を出さなければいけない。来年は勝つことにコミットして、日本人初のMLP(メジャーリーグ・ピックルボール)選手を目指したい」と力強く語った