ジャイアンツが12日(日本時間13日)にサンフランシスコのオラクルパークでウィリー・アダメズ遊撃手(29)の入団発表を行った。契約は7年総額1億8200万ドル(約278億円)。新しい背番号2は、アダメズが憧れていた殿堂入りの名遊撃手デレク・ジーター(元ヤンキース)と同じだ。大リーグ公式サイトが報じた。
元ジャイアンツの看板捕手でチームを3度の世界一に導いたバスター・ポージー氏が現在の編成本部長。ポージー氏からオレンジと黒の真新しいユニフォームを手渡されると「ポージーさんのように、何回かチャンピオンシップを勝ちたいですね。それが僕がここに来た主な理由の一つです」と笑顔で所信表明した。
ポージー氏はアダメズが攻守に優れた選手であるだけでなく人柄が素晴らしいと感じたという。「アダメズの元監督であるクレイグ・カウンセルが、彼は人々をつなぐユニークな存在だと言っているのを読んだ。それが本当に印象に残った。チャンピオンシップを勝つためには、ウィリーのような選手が必要で、彼はクラブハウス内の全員と共感できる」。
アダメズが加わることで、ジャイアンツの三遊間は安定する。9月に6年総額1億5100万ドルの契約を結んだマット・チャプマン三塁手と並ぶからだ。「マットと一緒にプレーできることが本当に楽しみだし、彼の考え方を学び、互いに助け合いたい」。
アダメズは体力的にも優れている。2024年はブルワーズで161試合に出場し、25年も休まずにプレーすることを望んでいる。「もし監督が許してくれたら、毎日プレーしたいです」と笑いながら話していた。