広島から海外フリーエージェント(FA)権を行使してオリックスへの移籍が決まった九里亜蓮投手(33)が13日、マツダスタジアムで会見を開き、「オリックスバファローズさんに移籍することに決めました。11年間、ありがとうございました。(海外FAを)宣言してから2か月間くらい、いろんなことを考えて、決断をしました。また新たな挑戦に向けて、しっかり頑張っていきたい」と決意を述べた。
今季は11年目で初の開幕投手を務め、7勝10敗、防御率3・21。21年には13勝を挙げて初タイトルを獲得し、8年連続で100イニング以上投げるなど、タフネスさが売りの右腕はオリックスに決めた一番の要因について「パ・リーグの野球を見てみたいと思っていましたし、イメージ的にパワーピッチャーが多いリーグの中で、自分が入っていったときにどういうふうになるか。そういうのも感じてみたいと思った」と語った。
広島での11年間についても「3連覇だったり、貴重な経験をさせていただいた」と振り返り、「ここまでやってきた経験は必ずこれからの糧になっていくと思う。11年間やってきたものを大切にしてやっていきたい」と前を向いた。