プロボクシング興行「U―NEXT BOXING」(15日、大阪・住吉スポーツセンター)の出場選手が13日、大阪市内のホテルで会見に臨んだ。
メインのIBF世界バンタム級王者・西田凌佑(28=六島)が出場するタイトルマッチ以外にも注目カードが組まれた。
セミファイナルのIBF世界ライトフライ級2位決定戦には東洋太平洋同級王座も懸けられる。IBF同級7位で元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(30=ワタナベ、19勝13KO4敗)は「いつも通り順調」と仕上がりに自信をみせた。その上で「こういう言い方はプロ失格かもしれないけど、今回の試合は結果が全て。勝ちがほしい。当日勝てれば、それでいい」と内容にこだわらず、世界戦につながる結果を最優先することを宣言した。対戦する東洋王者でIBF4位タノンサック・シムシー(24=タイ、36勝33KO1敗)について「2カ月に1回ぐらいのペースで試合をしていて、試合慣れしていると思うし実力がある。実力伯仲の面白い試合になる」と話した。
WBOアジアパシフィック(AP)ミドル級タイトルマッチでは王者の国本陸(27=六島、12勝6KO1敗)が同級12位の竹迫司登(33=ワールドスポーツ、17勝15KO2敗1分け)と対戦する。国本は「コンディションはバッチリ。(竹迫は)強い人という印象。でも今回は負ける気がしない。必ず勝ちます。練習でやってきこと、自分を信じて戦います」と気合が入った表情で語った。21年5月に日本王座4度目の防衛戦で国本を初回KOで下している竹迫は「(国本が)体をしっかりつくってきた印象。経験を積んで戦い方が確立されている」と3年半前とは印象が大きく変わったことを述べた。その上で「自分(の長所)はパワーだけじゃないと思っている。技術の差を見せつけ、倒して勝ちます。(勝利の鍵は)強打をミートすること」とテクニックの裏付けがあるパワーパンチで圧倒することを誓った。
試合の模様はU―NEXTで独占ライブ配信される。