J1福岡は13日、来季監督に金明輝(キン・ミョンヒ)氏(43)が就任すると発表した。
金氏はクラブを通じ「この度アビスパ福岡の監督に就任することになりました金 明輝(キン ミョンヒ)です。クラブ創設30周年を迎える節目の年に携われること、J1で確固たる地位を築き、活気あふれる福岡の街で躍進するアビスパ福岡の監督に就任できることを心から嬉しく思うと同時に計り知れない責任も感じております」とコメントした。
金氏を巡っては鳥栖の監督を務めていた2021年12月に退任後、指導時に選手やスタッフへの行き過ぎたパワーハラスメント行為があったと認定された。これを受け、指導者ライセンスがS級からA級に降格。その後、社会奉仕活動への参加などを経て22年から町田HCに就任した。さらに、福岡のサポーター団体「ウルトラオブリ」がX(旧ツイッター に「後任監督人事の報道について」と題した文書を掲載し、抗議を行っていた。
金氏は「そしてこの度は、私の就任にあたり皆様をお騒がせしていることを大変申し訳なく思っております。今回のお話をいただき、私自身熟考の末強い覚悟と責任感を持って、決断いたしました。皆様に信頼していただけるように、言動やピッチで躍動する選手達を見ていただけるように日々全力で取り組みます」とする異例のコメントを発表した。