米プロフットボール殿堂入りしている元NFLの名選手、ランディ・モス氏(47)が13日、がんの手術を受けたことを発表した。インスタライブにつえを突きながら出演し、胆管にがんが見つかり、1週間前に6時間の切除手術を受けていたと明かした。
モス氏は放射線治療と化学療法を受ける予定と語り、「自分は健康だと思っていたのに、こんな立場になるとは思っていなかった」「私や家族はみなさんの祈りや励ましの声をとても感じました」と話した。
現役時代はワイドレシーバー(WR)だったモス氏は、マーシャル大から98年NFLドラフト1巡目指名でバイキングス入り。1年目でいきなりリーグ最多、新人記録となるシーズン17TDで新人王になり、ペイトリオッツ時代の07年にはシーズン最多記録の23TDをマークした。計5チームで12年までプレーし、歴代2位の通算156TD、同4位のレシーブ獲得1万5292ヤードを記録。オールプロに4回、プロボウルには6回選出され、18年に殿堂入りした。
モス氏は16年からスポーツ専門局ESPNの「サンデーNFLカウントダウン」解説者を務めていたが、今月6日に降板が決定。「健康を取り戻して早くみんなと再会したい。目標はテレビに戻ることです」とがん克服を誓った。