パドレスのダルビッシュ有投手(38)が、ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)について交渉解禁後初めて言及したと、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が13日(日本時間14日)に報じた。
ダルビッシュはこの日、サンディエゴの地元小学生との交流会に参加。そこで同メディアの取材に応じ、通訳を通じて「彼がサンディエゴに来るならいいことだと思う。個人的には、もしそれが実現したら、それは私にとっても素晴らしいこと。でも、どうなるかは様子を見ましょう」と話したという。
また、佐々木と球団との面談についても「もし機会があれば。面談に参加するよう依頼されれば、オフシーズン中はサンディエゴにいる。だから、時間があれば、または面談に参加してほしいと言われたならもちろん喜んでそうする」と球団からの依頼があれば参加する意欲を示した。
同メディアによると、ダルビッシュは佐々木の獲得に「全面的に協力している」としているが、この日のダルビッシュは「私にはあまりできることはないと思う。彼は自分が何を望んでいるかを知っており、自分で決断を下すでしょう。彼にはいくつかのミーティングが予定されており、それによって各組織がどのようなものかを見る機会があるでしょう。彼が決断を下すことを確信しており、私たちはその決断を尊重します」と話すにとどめたという。
また、佐々木の人柄にも言及。「非常に良い人。学ぶことに非常に貪欲」とし「WBCの期間中に一緒に多くの時間を過ごすことができました。一緒にたくさんのゲームを観戦し、コミュニケーションを取り、たくさん話すことができました。彼とは非常に良い会話をしました」とWBC期間中のやり取りについても振り返った。
ダルビッシュは今季地区シリーズで敗れたドジャースを来季は打ち負かすことを宣言。「明らかに、シーズンを終えるには非常に残念な方法でした。しかし、良いチームに対して良い戦いをしたと思います。自分たちがどんなチームなのかを示すことができたと思います。だから、来シーズンにはその壁を突破し、そのチームを打ち破って、より良いポジションに立ち、そしてワールドシリーズに進むことができればと思います」と打倒ドジャースを誓っていた。