女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は15日、15分拡大で最終回(第48話)「物語の先に」が放送される。
<※以下、ネタバレ有>
「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛けた大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。
次回予告。まひろ(吉高由里子)は「光る君が死ぬ姿を描かなかったのは…」と注目発言――。
実際、「源氏物語」で主人公・光源氏の“最期”は描写されていない。光源氏が自らの人生を振り返る第41帖「幻」と、第3部スタートの第42帖「匂兵部卿(匂宮)」との作中“空白の8年”の間に、主人公は世を去っている。「幻」と「匂宮」の間にある「雲隠」に本文はなく、巻名のみが伝わる。本文は「もともと書かれていない」「あったが、散逸した」「後世に加えられた」などの説がある。
SNS上には「次回予告によると、紫式部が光源氏の死を書かなかった理由が最終回で語られるようだ。期待しましょう」「『雲隠』の秘密が明かされるってこと?楽しみ~」「最終回、『雲隠』に本文がないことに対して、脚本家と制作チームの解釈が示されるようだ。ここまで踏み込むとは正直驚き」などの声が上がるが、果たして。