NBAグリズリーズの河村勇輝(23)が13日放送のNHK「ニュースウオッチ9」(後9・00)にVTR出演。チームメートや現地記者たちが河村について語る場面があった。
グリズリーズとの「エグジビット10」契約からプレシーズンマッチで存在感を示して2WAY契約を掴み取った河村。開幕2戦目となった10月25日(日本時間26日)の敵地ロケッツ戦に途中出場して日本人4人目そしてBリーグ出身で初のNBA選手誕生となった。「思っていた以上に早くNBAのコートに立てて自分がいちばんビックリしてます」と明かした。
ファンからも「We want YUKI(勇輝を出せ!)」と大合唱が恒例になるぐらい現地でも注目を集める存在となっている。地元紙「メンフィス・コマーシャル・アピール」のダマイケル・コール記者は「2WAY選手でこのレベルは見たことがない。今までとは明らかに違う」と河村の実力に驚いていた。
「チームの枠を超えてNBA全体の人気になっている。レブロン・ジェームズのように高く飛べないし、2メートルを超える身長もない。彼は小さいからこそファンは彼が自分たちの代表だと感じている」と評価した。
河村は通訳も付けずにチームメートを英語で多くコミュニケーションを取っている。その理由についても「ものおじする時間もないし、とにかく自分の夢・目標に向かって恥ずかしがっている時間もない。“勇輝って面白い奴だな”と関わりをもってもらえるようにいろいろなことをやってきた」と説明した。
特にグリズリーズのエースであるジャ・モラントとは“兄弟”のように親密な関係にある。モラントは「君たちが予想以上に彼は喋っている。大丈夫だよ」と日頃の河村の様子を明かした。さらに「“兄弟”として、チームメートとして彼が成長して進み続けることを願っている」と河村の活躍を期待した。
モラントは河村からもらった日本のグミお菓子「ポイフル」が最近のお気に入り。最後に「彼に会ったら日本のグミがもっとほしいと伝えてね!」と笑ってコメントした。