「K―1ワールドGP2024 in TOKYO~FINAL~」が14日、東京・代々木第一体育館で行われた。
無差別級トーナメント準決勝は山口翔大(GENESIS/TEAM3K)とフェン・ルイ(中国)が対戦した。序盤から山口は右ローキックで削っていく。フェンも左右の前蹴り、左ボディーとガードを固める山口にダメージを与える。1ラウンド(R)はほぼ互角。2Rに入るとフェンの前蹴りに徐々に山口が押し込まれていく。最終Rは前に出ての右のカウンター、ローキックを出すが、散打ばりのフェンの左の前蹴りが山口の体を吹き飛ばし圧倒。判定0―3で敗れ、決勝進出を逃した。
敗れた山口は「完敗です。意識が飛びそうになって完敗。パンチが固くて一番強かった。パンチ力があって気持ちが折れそうになった。何とか立ってるだけだった」とサバサバしていた。
準々決勝でイストラテに反則勝ちしたが、後頭部への攻撃など影響がないとは言えない。それでも「正直、見ている以上に実力の差はあった。意識が飛んで、鼻も折れている。ボコボコにされた」と無差別級との力の差を痛感した。「クルーザー級でお願いします。すがすがしい負け。これほど完膚なきまでやられて無差別級はいいです」と自らの適正体重に専念することを誓っていた。