◇天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権男子準々決勝 大阪ブルテオン3―0東京グレートベアーズ(2024年12月14日 Asueアリーナ大阪)
大阪ブルテオンは天皇杯バレー連覇に向けて盤石の試合運びで東京GBを退けた。12月8日のSVリーグでは0―3で東京GBに完敗した大阪Bだったが、1週間で修正を施していた。
17得点の西田有志(24)は「先週負けてしまいましたし、もう一度初心に帰るというか。シンプルに考えて、一人ひとりが声を出すこと。声を出せば足は止まらない。(スパイクを)決め切る勝負しにいかずにリバウンドを取るとか。そのリバウンドをサボらないように声を出して足を止めないようにすることが重要だと思う。きょうはしっかり体現できた」と振り返った。
東京GBを崩したのは14本のサービスエース。西田は強烈な3本決めた。「自分たちの強みはサーブなんだから、サーブはしっかりと。いいサーブを打ち切るということを常にトライすることが重要だった」と話す。西田自身の最初のサーブはネット。2回目のサーブはエンドラインを超えたが、すぐに修正。デュースにもつれ込んだ第1セットは西田のエースでセットポイントを奪った。「あそこは取っていくところ。ミスすることなんて全く考えてないです」と不適に笑った。
ティリ・ロラン監督(61)は「サーブの練習はいつもより少なくしたのですが」と言う。「(練習している)枚方ではとても集中していました。練習時間は多くなくても、しっかり集中して質の良い練習をしたことが良かったのだろう」とうなずいた。難敵の東京GBを下して天皇杯連覇にまた一歩近づいた大阪B。15日の準決勝の相手は日鉄堺だ。