前代未聞のフィナーレだった。22年限りで現役を引退した元日本代表DF槙野智章氏(37)の引退試合「大感謝祭~1日限りのワッショイ劇場~」が14日、ノエスタで開催。2万超観衆の前に本田や大迫ら日本代表や神戸、浦和などの仲間が集った。
試合後は男性アイドルグループNEWSがライブ。「いろいろな入り口をつくって、新規ファンの獲得も狙って仕掛けをしました。100点満点」と胸を張った。最大の見どころは試合終了間際にPKを獲得したシーンだった。妻で女優の高梨臨が背番号10をつけて出場。PKを決めると槙野氏はCKフラッグを抜いて大喜びしイエローカード。その後にオチが待っていた。
さばいた主審は村上伸次氏。槙野氏は同氏の勇退となった21年12月にユニホームを脱いで感謝のメッセージを記されたTシャツを披露して警告を受けた。村上氏は当時の映像をVARとしてチェックし、4年越しの累積退場を宣告。試合終了前に花道ができ、異例の“主役退場”という形で締めくくった。