今季年間女王の竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が14日に地元・熊本で取材に応じ、初優勝から8勝を挙げて初戴冠を飾った24年を「99点です。こんなに優勝できると思っていなかったのでびっくり。海外でメジャーに出られたり、年間女王も獲れて凄く楽しいシーズンでした」と笑顔で総括した。
11月の日本唯一の全米女子プロ協会公式戦、TOTOジャパンクラシックで優勝し、来季から米ツアーに参戦する。「いつかはメジャーで優勝したい」と語った21歳のサポート体制も判明。マスターズ覇者の松山英樹と同じ、ターナーコミュニケーションズインターナショナルとマネジメントの契約を結んだ。経験豊富な同社のバックアップにより、新天地でも競技に集中する環境をつくることができる。
このオフは今季日本ツアー50位だったサンドセーブ率を強化する方針。No・1の平均262・19ヤードの飛距離に加え、細部を磨いて海を渡る。ゴルフ場の外でもひそかな楽しみがある。「野球も見られたらいいな。やっぱり大谷(翔平)選手を」と、既にチケットを手配中だ。夢が広がる25年。「いろんな国でプレーして、自分のゴルフをレベルアップできたら」。日本の女王が、今度は世界の舞台で頂点を目指す。