ラグビーの全国大学選手権第3日は3回戦4試合が東京・秩父宮ラグビー場などで行われ、明大(関東対抗戦3位)が東海大(関東リーグ戦3位)を50―17で下した。主将と副主将を欠く中でWTB白井瑛人(1年)ら下級生が躍動。8季連続の8強入りを決めた。慶大(関東対抗戦4位)は東洋大(関東リーグ戦2位)を50―26で下した。準々決勝は明大が天理大と、慶大が帝京大とそれぞれ対戦する。
早明戦での敗戦から2週間、明大が王座奪還に向けて好スタートを切った。東海大に先制トライを許すも計8トライの猛攻。No・8木戸大士郎主将とCTB秋浜悠太副主将がともに早明戦での脳振とうのため登録から外れた中、不安を感じさせない大勝だった。1トライと高度なハイボールキャッチで存在感を発揮した白井は「若いメンバーで楽しみながらできた」と振り返った。
準々決勝の相手は、8月の練習試合で敗れている天理大。準決勝以降は、対抗戦で敗れた帝京大と早大との再戦も予想される。白井は「優勝するなら強いチームに全部リベンジしたい。良い相手だと思っています」と闘志。目標に掲げる「奪還」への青写真を描いた。