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落合博満氏 移籍活性化促した現役ドラフトを評価 2投手に驚き「まさかこういう名前が挙がってくるとは」

スポニチアネックス 2024年12月15日 12時39分

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が15日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。今年第3回が開催された現役ドラフトについて言及した。

 落合氏は「最初始まった時は言葉は悪いですけど、自分のところで戦力にならない選手を自由契約にするんだったらここに出しましょうという意味合いから始まったと思うんですよ」と感想を語った。

 しかし、昨年、今年とドラフト1位で入団した選手がいずれも3選手ずつドラフトされるなど徐々に各球団が有効な補強の手段となりつつある。落合氏は「本来の目的はレギュラーがきちっと固まっていて、そこを割って出てくることができない選手のためのシステムだったと思う。そういう意味では今年こういう選手が出てくるの?と目についた選手がいた。多少定着しつつあるんだろうと思います」と振り返った。

 同番組に出演した中畑清氏も「1位で獲った選手を出すということは評価的に高い選手を出していること」と解説。今年の現役ドラフトでDeNAからソフトバンクに移籍した2018年ドラフト1位上茶谷大河の名前を挙げ「上茶谷とか今年も仕事をしていますからね。ジャイアンツで言えば(2016年ドラフト)2位の畠(世周)」と上位指名の選手が現役ドラフトにかかっている現状を説明した。落合氏も2016年ドラフトで広島から1位指名された矢崎拓也と畠の名前を挙げ「矢崎、畠にしても去年あたりまではめちゃくちゃゲームに出ていたような選手ですからね。まさかこういう選手の名前が挙がってくるとは思いませんでした」と驚いた様子だった。

 現役ドラフトに出される選手の心境について、落合氏は「そのチームにいて、選手は周りを見ながら自分は何番目にいるんだということを考えると、出るのがきついなと思えば、出された方が新たな活躍の場を求めてっていうのは大正解だと思います」と話した。

 球界初の4軍制を導入したソフトバンクのような層が厚い球団についても落合氏は「屋台が大きいだけにね」と発言。中畑氏も「いい制度だと思いますね」と評価した。

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