元ソフトバンク監督で通算224勝の工藤公康氏(61)がYouTube「名球会チャンネル」に出演。パ・リーグMVPに輝いたソフトバンク・近藤健介外野手(31)について語った。
打撃の特性について「コンタクトの仕方で言えばポイントは近いが、ボール球は振らない」と指摘。さらに「タイミングがズレてもファウルを打ってタイミングを計ることも出来る」と、解説した。
その打撃は工藤氏をして「抑えるのが難しい」と言わしめる究極の技だ。
ソフトバンク打線で5番に近藤がいることで、4番の山川穂高を必要以上に意識することになるという。
投手にとっては何人も前から意識してしまう悪夢のような存在が近藤だと指摘。「彼がいることでホークスはあれだけ貯金をつくって勝てたのではないかと思う」と続けた。
来季もライバル5球団は近藤を研究して対策を練ってくるのは確実だが、「その上を行くので(毎年)これだけの数字が残せる」と、対応力の高さも指摘した。