来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝に出場する立大が15日、埼玉県内の新座キャンパスで取材に応じた。
馬場賢人(3年)がエースの自覚を示した。1年時は4区16位、2年時は3区8位と成長を見せている。「過去2回はチームの流れが作れなかった感じがするので、今度は自分が2区でエースとして流れを作って、より上の順位でつないでいけるように頑張っていきたい」。今回の希望区間は2区で区間5位以内を目指す。
福岡・大牟田高の1学年先輩で青学大・太田蒼生(4年)の背中を追う。高校時代は全国高校駅伝に、ともに出場。11月の全日本大学駅伝では7区で激突した。区間4位の走りを見せたが、太田は区間2位。「1分やられているので、区間の秒差として。駅伝で1分やられるのは、けっこう大きいので、もっと精進が必要だなと思う。学生の間に近づけるようにしたい」と力を込めた。
今年4月に就任した高林祐介監督についても触れた。「練習ではピリッと指示してくれるし、生活では一緒に食事時間もとるし、気さくな監督なのでメリハリをつけて接してくれる監督だと思う」と笑顔で話した。
チームの目標は1962年の総合6位以来63年ぶりのシード権獲得。実現すれば09年に44年ぶりにシード権を奪回した明大を超える最長記録となる。馬場は「立教の長い箱根の歴史の中で、また新しい1ページを刻めるように、みんなでシード権獲得に向けて頑張っていきたい」と力強く語った。