俳優の松重豊(61)が15日放送のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(日曜後4・00)に出演。テレビ東京系の主演ドラマ「孤独のグルメ」について語った。
同ドラマは、松重が演じる輸入雑貨商を営む井之頭五郎が、営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いた作品。、21年の大みそかには生放送を絡めた特番も組まれる人気番組になった。
撮影現場の話になると、アシスタントのフリーアナウンサー上柳昌彦から「カメラが回っている中1人で食べるのは大変なんじゃないか」と質問が。「腹減ってるんですよ、あの時」と嘆いた松重は「1食食べるまでにお腹空かせてなきゃいけないから、前日ぐらいからセーブして、その日は何も食べないでずっと待ってる」と本番に向けてしっかりお腹を空かせていると明かした。
「1日に1軒でしか撮れない」といい、「そうすると、僕が食べるぐらいになるには昼の2時、3時になってるんで。スタッフが飯食ってる間も横で“とんかつ美味しいのか、それ”とかって言いながら」と極限状態でスタンバイしているといい「よーいスタートで食べ始めたらダブらせなしでどんどん撮ってくんで。1発本番で。本当に腹空かせた状態で食べてるんで。ドキュメンタリーです、ほぼ」と語った。
撮影までの空腹さえ守れば「口から何が出ようが、ネクタイにこぼそうが、全然あり」の番組。ドラマの細かい流れやメニューについてもその場でスタッフと相談して決めるといい、NGについて聞かれると「12年間出してないです」と答え、上柳とパーソナリティーの笑福亭鶴瓶を驚かせた。
「それがもう、スタッフとの家族の絆みたいなものがあるんで」と松重。「少人数で始めたクルーですから、そういうのはもうお互いツーカーなんですよ」とスタッフと“あうんの呼吸”でドラマを作っていると話していた。