女優の吉高由里子(36)と俳優の柄本佑(37)が15日、NHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)の最終回「物語の先に」の放送を直前に、滋賀県大津市のびわ湖大津プリンスホテルで「大河ドラマ「光る君へ」最終回パブリックビューイング&トークショーin大津」を開催した。吉高は同作で主人公・まひろ(紫式部)、柄本は藤原道長を演じている。トークショーの前にはまひろと道長にとって思い出深い石山寺を訪問した。
トークショーには約28倍の倍率の中から抽選で当選したファン約950人が集まった。万雷の拍手で観客に迎えられた吉高は「私たちの披露宴にようこそみたいな」とジョークを飛ばしながら、『光る君へ』ファンの熱気が凄い!皆さんのエネルギーに包まれて、私自身もとても高揚しています」と笑顔を浮かべた。
2人は大津市の訪れた感想や、最終回の秘話、これまでの名シーンを振り返り、主役の2人だからこそ知る舞台裏話の数々にファンも大盛り上がり。そして滋賀で行ったロケシーンについて吉高は「舟もゼロから作っている。水面が近すぎてずっと怯えていた“なんで舟の上で琵琶弾くのよ”(笑)。貴重な経験でした。舟の上で琵琶弾いた人って何人いるんだろう。風が強くて」と大きな目をさらに大きくして回想。柄本は笑顔で「やる側は大変だけど、あれだけ風が強いと画力が凄い。この作品、天気が味方」と長きに渡る撮影で天気が作品に幾度となく素晴らしいプラスアルファをもたらしてくれたと語った。
ここで吉高は、はっと気づいたように「今日満月なんだって。凄くない!?」と笑顔。「最終回で満月だよ。イェイ!私たちよく見ていたもんね~。一緒に見上げましょう」と興奮気味にファンに呼び掛けた。
生きる場所は違えど、いつも同じ月を見上げ思い合ってきた、まひろと道長の物語。満月の夜に迎えた最終回は15分拡大で放送される。