俳優の松重豊(61)が15日放送のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(日曜後4・00)に出演。テレビ東京系の主演ドラマ「孤独のグルメ」を通じて「会得したこと」を明かした。
同ドラマで、営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す輸入雑貨商・井之頭五郎を演じている松重。パーソナリティーの笑福亭鶴瓶も食へのこだわりがあるといい、アシスタントのフリーアナウンサー上柳昌彦が「鶴瓶さんが凄いのは、いつもパッと見て“ここや!”って言うんですよ。本当に良いところをピタッと勘で当てるんです」と話した。
これに松重は大きくうなずき「要するに、たたずまい。のれんの感じとか、そういうので分かるじゃないですか。ネットの情報じゃないんです」と熱弁を振るうと「僕もね、井之頭五郎を十数年やってるおかげで、地方ロケ行って“こういう店ありますよ”っていってもこれ違うな…ってやって。途中の車の中からチラッと見えたのれんに、“あの店俺行ってみたいんだけどいい?”って。それがね、間違いないんですよ」と独自の勘が働くようになったと明かした。
そして、仕事で大阪・堺市を訪れた時のことを回顧。 気になるお好み焼き店を見つけ、電話をかけたものの満席だったという。それでも「いっぱいだけど、ちょっと俺行きたいなと思って。行ったんですよ。のれんから顔出して“すみません、今空いてますか?”“今いっぱいです”って言われて。そうですか~って閉めて。しばらくしてもう1回行ったんです。そしたら“空けました!”って言われて」とお好み焼きを食べることに成功。鶴瓶に「やっぱ五郎はずるいよ」とツッコまれつつ、「そこ最高でした」と振り返っていた。