◇三菱電機杯第79回毎日甲子園ボウル 立命大45―35法大(2024年12月15日 甲子園球場)
18年ぶりの学生日本一を目指した法大は、最後の最後で力尽きた。第4Q8分18秒にRB廣瀬太洋(4年)がTDを奪い3点差。残り時間は十分にあったものの、直後のディフェンスで、立命大のスペシャルプレーを止めきれず、決定的なTDを許した。
「昨年の反省を生かして、何とか形にはできた。勝って日本一になりたかったけど、持っているものは全部出し切れたと思う」
振り返るDL山田晋義主将(4年)の顔は、どこまでも晴れやかだった。1年前は関学大に40点差で敗れる大敗。守備のシステムを根本から見直し、準決勝で関学大の甲子園ボウル連覇を止め、立命大もとことん苦しめた。関東勢は7連敗とはいえ、「西高東低」の図式は変わりつつある。
最も警戒していた山嵜、蓑部ら立命大のRB陣について、「想定していた通りの選手」と言いながらも、「やっぱりメチャクチャすごいRBでした」と山田は悪びれず、完敗を認めた。