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広島・床田、ヤクルトへ移籍の仲良し・矢崎撃ちを宣言「プロ1号は矢崎から」

スポニチアネックス 2024年12月16日 5時3分

 広島・床田寛樹投手(29)が15日、広島市内で地元テレビ局が開催した「CARP FEST.2024」に参加。野間峻祥外野手(31)とトークショーに臨み、現役ドラフトでヤクルト移籍が決まった矢崎拓也投手(29)撃ちを宣言した。同学年のドラフト同期生で「一番仲良くしていた」という間柄。惜別の情が強くても「プロ1号は矢崎から」と対戦を心待ちにする。

 昨季は40打数11安打(打率・275)。今夏の球宴第1戦では代打起用され、日本ハム・田中正の155キロ直球を見事に右前打した“二刀流”の床田らしいメッセージだった。中部学院大の2年先輩の野間と参加した地元テレビ局主催のトークショー。矢崎が話題に上がると、打撃自慢の左腕は壇上で高らかに宣言した。

 ○…野間はトークショーで、18年に放った自己ベストを基準に設定し「本塁打5本以上、キャリアハイ」を来季の目標に掲げた。年末年始は故郷の兵庫県で恒例の山ごもりトレを計画。「切るというか、(バットが)上から入りすぎてしまう傾向があるので、もう少しフラットに」。一発長打を量産すべく、ダウン気味だったスイング軌道をレベルに改造中。帰省後の自主トレでも、昨オフ購入したスローボールマシン相手に打ち込み「遅い球でしっかり自分の形を(つくる)」と意気込んだ。

 「ホームラン1号は矢崎から。それが一番いいと思っています」

 同学年でドラフト同期生の右腕は、9日に実施された現役ドラフトでヤクルトへの移籍が決まった。公私で付き合いが深く「一番仲良くしていた」間柄。「“移籍するわ”と言われ、“ウソつけ”みたいな」。連絡に衝撃を隠せなかった。

 「お互い2軍暮らしもあったし、言いたいことが言える仲。どこへ行くにしても一緒だった。そういう人がいなくなるのは寂しい。オレ、来年から大丈夫かな」

 鈴木(カブス)、西川(オリックス)に続く同学年選手の移籍。苦笑交じりに惜別の思いを募らせつつ楽しみも見いだす。同一リーグへの移籍で数多く見込める対戦。「投げ合うのは楽しみ」と言う以上に、闘志を燃やすのが矢崎撃ちだ。

 「アイツをどう打ってやろうかな。ルーキーの時からたぶん僕が一番キャッチボールしているし、この前もしたので軌道は頭に入っている。伸びは凄い、あれを上からシバいて。楽しみですね。打てるッス。寂しいけど」

 12日には、海外FA権を行使した九里のオリックス移籍も決まった。「“軽く部屋で飲みましょうよ”と言える亜蓮さんもいなくなる。投げ合える機会があればいいな」。惜別の念を胸にしまい、個々の対戦を楽しみに床田は来季を見据える。(江尾 卓也)

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