俳優の渡辺謙(65)が16日、NHK BSプレミアム「にっぽん縦断 こころ旅」に出演。同番組で14年間にわたり旅人を務めていた俳優の火野正平さん(享年75)を追悼した。
番組が始まると、渡辺は「大好きな大好きな、正平さんがお亡くなりになりました」とポツリ。
「10月に僕がピンチヒッターをやるって決まったときに、正平さんからお電話をいただきまして、“謙ちゃんやってくれんのありがたいよ、うれしい。まあ、のんびり楽しんできてね”と、そんな言葉をかけられました」と明かし「ピンチヒッターという形ではなくて、火野さんと一緒に、今回は1週間『こころ旅』をやろうかなと思っています。よろしくお願いします。渡辺謙です」と語った。
そして、スタッフから「正平さんと一緒に…」とお守りを受け取った渡辺は「一緒に走ってきましょう」とつぶやき、軽やかに自転車をこぎだした。普段から番組を視聴しているのか「もうテーマソングが鳴ってるころだよね」と話すと、自ら番組テーマソング「こころたび」を口ずさんでいた。
火野さんは11月14日、都内の自宅で死去した。75歳。2011年から同番組で旅人を務め、今年9月に腰部の圧迫骨折で出演を見送るまで14年間、出演を続けていた。