ヤクルト・田口が東京都港区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億7500万円で更改。今季取得した海外FA権を行使せず、3年契約の2年目に臨む。
昨オフの契約交渉で将来的なメジャー挑戦希望を伝え、球団とは海外FA権を行使する場合は改めて話し合いを持つことで合意していたが「その話しはしていない。将来的な目標ということ。(今年は)自分が弱すぎて決断に至らなかった。(球団とは)来季“しっかりやろう”ということだけ」と話し、来年もヤクルトで腕を振る。
プロ11年目の今季は春季キャンプ中の左ふくらはぎ故障の影響もあって開幕直後に出場選手登録を外れるなど41試合に登板して1勝4敗7セーブ、防御率2・94だった。「満足する投球は一度もなかった。不甲斐ない、何してんだろうという気持ちしかない。0点ですね」。
今季、守護神の座を失った悔しさも込め、色紙に来季の目標を「逆襲」と書き込んだ。来季、再び守護神の座を取り戻すために恒例のハワイ自主トレでは登山トレーニングを取り入れる。「今年は全体的に体力負けした。基礎体力を上げたい」。再来年以降のメジャー挑戦も見据えて来季、田口が逆襲へ転じる。