女優のん(31)が、15日放送のTOKYO MX「日曜はカラフル2 天使篇」(日曜後6・00)にゲスト出演し、出世作のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」での撮影エピソードを明かした。
13年放送の同作で、のんは東京から母の実家の岩手へ移り、三陸の海で海女さんをしながらアイドル活動もする少女アキを演じた。
番組では、のんへYES、NOの二択質問を用意。「あまちゃん出演時、本番以外は引きこもっていた?」との質問に、のんはYESの札を上げた。「本番以外は前室で皆さんが集まってらっしゃっている時に、メーク室の隣にある、ちょっとした着替えるところに、ずっとお山座りで閉じこもってました」。両膝を抱えるジェスチャーで明かし、驚かせた。
それには理由があったという。同作には祖母役の宮本信子や母役の小泉今日子、さらに古田新太、薬師丸ひろ子、平泉成、木野花ら、朝ドラとあって経験豊富なベテラン名優たちがズラリ。そんな中でヒロインに抜擢され、恐縮してしまったという。「周りの方がみんな凄いキャストの方ばっかりだったので、緊張しちゃって、閉じこもっちゃって。そしたら、小泉今日子さんに“イリオモテヤマネコみたいだ”って」。小泉からレアキャラぶりをいじられたといい、笑わせた。
現在は逆に、共演者に話しかけに行くこともあるという。22年公開の映画「さかなのこ」で、のんは、主人公“ミー坊”のモデルになったタレントで魚類学者のさかなクンを演じた。同作には、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」鈴木拓も出演。鈴木はさかなクンと中高時代の同級生で、仲良しだった。そのため、鈴木に役作りを助けてもらったという。
のんとともに番組にゲスト出演した鈴木は、「“どんな感じで動いたらいいですか?”とか、“どうやったら似てますかね?”っていうのをちょっとお話しさせていただいてね」と説明。「(鈴木自身が)先生役で1人ジジイで、誰とも話せないところを、のんさんが話しかけてくれて。現場ではどぶネコって言われてたから」と、のんのエピソードにかけてジョークを飛ばしていた。
一方ののんも「優しくて、話しかけても凄く丁寧に、さかなクンの動きとかを教えてくださって、役のためになりました」と、鈴木に感謝していた。