アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)は、16日に都内で会見を行い、25年3月23日にさいたまスーパーアリーナで「ONE172」の開催を発表。さらにメインイベントでは、K-1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者の武尊(team VASILEUS)と元ONEフライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)のドリームマッチが決定した。
武尊にとってさいたまスーパーアリーナは、6戦無敗の好相性の舞台。その6戦の中で5KOそしてタイ人選手を2人にKO勝利を飾っている。「僕はさいたまスーパーアリーナが好き。ほぼKOしているので、最高のKOを見せられると思う」と意気込んだ。
対戦相手のロッタンは、前回の試合でわずかながらも計量オーバーでONEフライ級ムエタイ王座をはく奪されている。再びの計量オーバーを心配する声もあるが「ルールはルールですけど、僕は相手が計量オーバーしても男と男の戦いには変わりないので、減点などなしで関係なく戦う」と、どんな状況になってもロッタンと対戦することを約束した。
記者から「今年を漢字一文字で表現したら何になりますか?」という質問には「喜」という一文字で選んだ。「格闘技ができる喜びを再認識できた。1月足骨折して、引退かなと思ったんですけど、また試合ができて、復活して久々に勝ってただただ純粋にうれしかった。1回死んだ身なので、失う物が何もなくて今は格闘技が楽しくて喜びしかない」と説明した。