阪神・梅野が紙飛行機の飛行距離で日本記録を樹立した。ノエビアスタジアム神戸で行われたギネス世界記録に挑戦する企画に参加。61.82メートルの日本記録保持者だった折り紙ヒコーキ協会事務局長・藤原宣明氏が作った紙飛行機を使い、3投目で64.652メートルを飛ばした。
「湿気とかでだんだん飛ばなくなってくると聞いていた。早い段階で決められて良かった」
計44投で世界記録88.318メートルには届かなくても「想像以上に難しい。貴重な経験をさせていただいた」と充実の表情を浮かべた。
本業でも日本記録を持っている。19年には、シーズン123補殺で65年ぶりにNPB記録を更新。盗塁阻止に加え、ゴロを処理しての送球か、振り逃げでの一塁送球しか記録されない中、数字を積み重ねた。来季も同様、もしくはそれ以上に投手陣を救いたい。
「あまり印象に残りづらい記録だけど、またしっかり積み重ねて。ピッチャーを助けられる守備ができるようにしたい」
今季の盗塁阻止率.216を踏まえて、送球時のステップを見直す。「より早く投げるためにどうするかを考えたい。投手からワンバウンドが来たとしてもアウトにできるように」。企画のゲストに招かれたのも、強肩だからこそ。来季は“梅ちゃんバズーカ”の復活を期す。(松本 航亮)