日本女子プロゴルフ協会の表彰式「JLPGAアワード2024」が17日、都内のホテルで行われ、今季限りでツアーを撤退した上田桃子（38＝ZOZO）が特別功労賞を受賞した。
20年のプロ生活が一区切りとなり、「終わった瞬間は“やったー”っていう感じだったけど、今は少し寂しさもあり、ゴルフのことを考えないのが非日常な感じで少しそわそわしています」と心境を明かした。
熊本で生まれ、9歳で坂田塾でゴルフを始めたショットメーカー。07年に年間5勝を挙げ、当時史上最年少の21歳156日で賞金女王に輝いた。08年からは米ツアーに本格参戦。日本に主戦場を戻した14年以降も30代で6勝を積み上げるなど存在感は抜群だった。
壇上では、熊本出身の後輩で今季初の年間女王に輝いた竹田麗央から花束が贈呈された。「凄く強い選手が毎年、出てきている。後輩の麗央ちゃんも来年からアメリカに行く。たくさんの選手の活躍が楽しみだし、見せてもらいたいと思う」とエールを贈りつつ、「第一線からは離れた形でゴルフ界に貢献できるように活動していきたい」と語った。