広島の育成ドラフト3位・安竹は、目標の選手を聞かれ「古田敦也選手のような捕手になりたい」と即答した。育成から6月に支配下登録となった佐藤啓と同じ静岡大(経済学部)出身で「暗記が得意」。目指すは古田氏のような頭脳派捕手だ。
静岡高時代は控えながら、1浪し「まだ全力で野球がやりたい」と1日10時間超の猛勉強で進んだ静岡大で正捕手の座を射止め、2年時に全日本大学野球選手権出場。「そこでいろんな捕手を見て、頑張って成長できたらプロに行けるレベルになれるかも」と一念発起した。
同じ年ながら1年先輩となる佐藤啓から「これからはため口で」と言われても「性格的に多分できない」と笑う。二塁送球タイム1・8秒の強肩とキャッチングが武器。「一日も早く支配下に」と力を込めた。
≪ドラ3岡本は巨人・岡本和との対戦を希望≫
C…ドラフト3位右腕・岡本(甲南大)は対戦したい打者に巨人・岡本和を挙げた。「岡本対決。(背番号)53番と言えば岡本と言われるような活躍をしたいので、負けたくない」と闘志を燃やした。内野手から大学で本格的に投手へと転向し、城南(徳島)高3時は138キロだった直球の最速は149キロに。「投手歴が浅いし、まだまだ学ぶことがある。土台をつくり、大瀬良さんや森下さんのような投手に」と意気込んだ。
≪ドラ4渡辺は3冠王を目指す≫
C…ドラフト4位・渡辺(富士大)は目標大きく「3割、30本、100打点。3冠王を獲りたい」と語った。4年春のリーグ戦で本塁打と打点の2冠。高校、大学で「一度もケガで離脱したことがない」という体の強さが自慢だ。打撃の手本は巨人・岡本和。「構えを参考にしています」。猛練習は望むところで「まだまだ実力が足りないので、先輩方に負けないぐらい振りたい」と目を輝かせた。