阪神・坂本は、ソフトバンクから国内FA権を行使して巨人に移籍する甲斐に闘争心を燃やした。パ・リーグでゴールデングラブ賞を7度受賞した“甲斐キャノン”が、24年セ・リーグ覇者の扇の要に君臨する。「チームが優勝することが一番ですけど」と前置きした上で、個人として負けない活躍を期した。
「個人的な賞を狙えるポジションにいたい。それがチームの強さにもつながると思うので。やるからには一番を目指したい」
甲斐を「勝たせることに特化した捕手」と称賛するが、「強いからなんだ、とかは言いたくない。シーズンに入ったら“凄いな”なんて思っていられないので」と負ける気はさらさらない。23年、キャリアハイの成績でつかんだゴールデングラブ賞を、来季は奪還する覚悟だ。