ヤンキースがカブスの主砲コディ・ベリンジャー外野手(29)をトレードで獲得した。右腕コディ・ポティート(30)との交換で、カブスはヤンキースに500万ドルを支払う。大リーグ公式サイトが報じた。
ベリンジャーは、2017年にドジャースでメジャーデビュー、その年39本塁打を放ち、OPS.933を記録してナ・リーグ新人王に。19年には、打率.305、出塁率.406、長打率.629、47本塁打の成績でナ・リーグMVPを受賞した。しかし、20年の新型コロナによる短縮シーズンから、ベリンジャーの打撃成績が急低下。オフシーズンに肩の手術が必要となるケガも負った。続く2シーズンではOPS.611と低迷した。
そんな中、ベリンジャーはカブスと1年契約を結び、23年には打率.307、出塁率.356、長打率.525、26本塁打、20盗塁を記録し、ナ・リーグのカムバック賞を受賞した。そのオフに3年総額8000万ドルの契約でカブスと再契約した。しかし24年シーズンには再び打撃成績が低下していた。
攻撃面では不安定だが、守備は抜群。センターでゴールドグラブ賞を受賞した経験があり、一塁手としても堅実な守備を見せる。また、まだ29歳で、25年は年俸2750万ドルが保証されており、26年には2500万ドルのプレーヤーオプション(バイアウトは500万ドル)となっている。父親であるクレイ・ベリンジャーは1999年から2001年の間にヤンキースで181試合に出場している。打率・194,12本塁打、35打点だった。