鹿島は18日、横浜DF小池龍太(29)が完全移籍で加入すると発表した。左右でプレー可能なサイドバックで、ボランチもこなす万能タイプ。右膝の大ケガを負った昨季は長期離脱を余儀なくされ、リーグ戦出場はゼロ。今季も7試合の出場にとどまったが、シーズン終盤に約2年ぶりのフル出場を果たすなど復活。新天地で再起を図る。
クラブを通じ「鹿島アントラーズで戦うための責任感や、エンブレムの重みをすぐに理解できるとは思っていませんが、日々真剣にサッカーと向き合うことで、深く感じていきたいと思います。そして、これまで歴史を築いてきた選手たちのように今を必死に戦うことで、新たな歴史をチーム一丸となり築いていきます」と決意表明した。
横浜には20年5月から約5年間所属し、22年にリーグ優勝に貢献。ベストイレブンにも選出された。クラブを通じ「僕とF・マリノスの成功や成長のためにはベストな選択だと思います。何かを得るためには何かを捨てなければいけないですし、日々変わり続けるサッカー、変わっていくアタッキングフットボールでも同じです。復帰を目指し励んでいた日々、特に今シーズンは契約最終年と重なり、プロサッカー選手としての終わりを覚悟することもありました。それでも自分はもう一度戻れると信じ、戻ってからは、まだチームの役に立てると自信もありました。念願の復帰を果たしてからは、もし自分がいなくなることになっても、チームとして変えてはいけないこと、下げてはいけない基準、これまで積み上げてきたこと、これから体現してほしいサッカーや想いは残る選手や若手、チームに伝えておきたいと思い必死にピッチを走りました。その想いはファン・サポーターの皆さまにも伝わっていたら嬉しいです。5年間本当にありがとうございました」などとコメントした。