元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（55）が18日までに自身のSNSを更新。「年収103万円の壁」の引き上げをめぐる自民・公明・国民民主の3党の税調会長による協議が17日に行われ、物別れに終わったことについて言及した。
前回、与党が提案した123万円に引き上げる案に関し、自公から新たな上積みの提案はなく合意に至らなかった。
一部報道では、「ロングホールなのにショートホールのつもり？グリーンはずっと先で見えていない」という古川氏に対し、宮沢氏が「グリーンに近づいていないならグリーンのありかを教えてほしい」と述べたとされており、不倫問題で役職停止中の国民民主党・玉木雄一郎代表は、自身のX（旧ツイッター）「この期に及んで、『グリーンはどこですか？』と聞いてくる自民党宮沢洋一税調会長。178万円に決まっています。温厚な我が党の古川元久税調会長も席を立ったようです。3党の幹事長間で『178万円を目指す』と合意したのに、123万円では話になりません」と投稿した。
橋下氏は「国民・玉木氏『本予算の賛成難しい』103万円の壁協議停滞で自民に反発『グリーンは178万』と強調」と題された記事を引用し、「野党は与党を相手にするだけでなく、野党をも意識すべき。維新は本予算の賛成をちらつかせて、予備選を軽視する国民民主に釘を刺せばいい」と指摘。
「維新が本予算に賛成すれば国民民主の主張は吹っ飛ぶ。維新の野党間予備選を軽視する国民民主の頭を叩くべきだ」と持論を展開し、「維新は良い子ちゃんぶらなくていい。維新の出方次第では国民民主の主張をつぶすことができることを国民民主に認識させるべき。国民民主の維新軽視を放置すべきではない。自民との協議次第では国民民主の主張を全て葬り去ることができることを、維新は国民民主に認識させるべきだ」とつづった。